頚動脈狭窄症
頚動脈狭窄治療の目的
頚動脈狭窄により脳梗塞を起こす機序としては、次の2つがあります。
1 遠位塞栓
2 血行力学的
症候性、無症候性で治療基準に違いはありますが、まず、原則は高血圧、糖尿病、高脂血症、禁煙などの生活習慣病の管理です。
症候性頚動脈狭窄の場合は、閉塞、血栓形成を予防するため、抗血小板薬を服用します。無症候性の場合は常にではありませんが、高度狭窄の場合や、遠位塞栓を起こしやすい性状の場合には抗血小板薬を服用することもあります。
内科治療が基本ですが、それだけでは予防が困難な場合には外科的治療が必要になります。
外科的治療には頚動脈ステント留置術、頚動脈内膜剥離術があります。